Requiem 311

#86. 自問自答

言葉を持たぬ者たちの声
それは風に乗り 空から降る星のように
人々の胸に落ちて行く

その時 心が静かに燃え始める


何も出来ない悲しみと切なさが 胸や肌を突き破り
気づくと星と一緒に泣いてる私…



自問自答


石の中 うずくまっているのは
思い出だけではなかった


愛する家族の寝息が空を凍らせる
冬の朝の悲しみに

私は耐えられるだろうか…





--- 〔 大槌町 50代前半 女性 〕 ---

Djivan Gasparyan - Hingala!


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