私は今 二つの世界の境目に立っている
そしてそこから一歩も動けずにいる
きっと… かもしれない…
私は多くの虚偽の花束で身を覆い隠された挙句に
到底理解の出来ない言葉をまくし立てられて
この世界から追い出されようとしている
そこに住む人々の耳には
とても清らかに響く それが子守り歌だったとしても
私にとっては ある日突然住み家を追い出す
名も知れぬ大家の暴挙としか思えないもの…
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世界は一変した
生と そうではない者同士が互いに出会う
ガンジス河の安らぎとは それはあまりに違うもの
人は どちらかの世界を選ぶことが出来たとしても
私にはもう それが出来ない
なぜ…?
それは 私よりもあなたがたの方が ほんとうは知っている
だけどあなた方はそれを
知らなかったことみたいに この時代の廃屋へと
その手で葬り去ろうとしている
--- 〔 陸前高田市付近 20代後半から30代ぐらいの女性 〕 ---